オーストラリアを代表する食べ物はいくつかありますが、今回は国民食としてみんなに親しまれているパイ、そのパイがおいしいお店についてご紹介したいと思います。
国民食というだけあってパイは色々な場所で売られています。今回ご紹介するお店のパイは生地も具も進化した、とても美味しい本場のパイです。
是非みなさんにも堪能してもらいたいです!
正確にはニューサウスウェールズ州になりますが、州境から100メートルほど入ったところなので、ここではゴールドコーストのおいしいパイ屋さんということでお話させていただきます。
クーランガッタから歩いて行けるお店「The Bread Social」
クーランガッタの町はクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の州境に位置するとても人気のある町です。
そこから歩いて10分ほどの所、ベイストリート沿いに今回ご紹介するお店「The Bread Social」はあります。
お店は町の中心地に無いので観光客の方は少なくローカルの方たちでいつも賑わっています。
クーランガッタの街中にもたくさんお店はありますが、ちょっと離れた裏路地的な所にThe Bread Socialはあるので、パイのおいしさはもちろんのことですが地元の方たちに混ざってお店の雰囲気を味わうのもまた楽しいと思います。
営業時間や場所について
The Bread Socialはベイストリート沿いにあり、色々なお店が両側に並んでいます。
とはいってもウィンドウショッピングしたい感じのお店が並んでいるわけではなく、美容室や不動産屋さんなどです。。
ただThe Bread Socialの隣にはカフェがあるので、間違えて入ってしまわないように気を付けて下さいね!
オーストラリアのカフェのような所はほんとに朝早くから開いています。その分閉まるのも早いです。まだ12時だけどもう閉まるの?!なんてこともあります。(笑)
日本は夜遅くまで開いているお店が多いので、仕事終わりに色々できて良い反面、朝から動こうとするとまだ開いていない!ってことが多々ありますよね。
ゴールドコーストに来た際は、ちょっと頑張って早起きをしてカフェでコーヒーとパンの匂いに包まれながら、優雅な一日を初めてみるのはいかがですか?!
【営業時間】
月曜日~金曜日:7:30~16:00
土曜日・日曜日:7:30~15:00
【住所】
12 Bay St, Tweed Heads NSW 2485
ニューサウスウェールズ州はサマータイムと言って、夏の間だけ時間が一時間早まります。10月の最初の日曜日から4月の初めの日曜日までです。
例えばクーインズランド州が朝の7時の場合、ニューサウスウェールズ州は朝の8時になります。
先述したようにThe Bread Socialはぎりぎりニューサウスウェールズ州にあるので、サマータイムが適応されます。
もしサマータイム中にお店に行く場合は時間の確認を忘れずにしましょう。
The Bread Socialはパイ屋さんじゃなくパン屋さん
The Bread Socialはパイ屋さんではなくパン屋さんです。オーストラリアのパン屋さんでは大抵パンと一緒にパイも売っています。
このお店ではパン屋さんで買ったものをカフェスペースでいただくという感じのスタイルになっています。
ショーケースの中にはいろんな種類のパイがずらりと並び、その隣にはケーキも並んでいて、さらに周りには焼き立てのパンが所狭しと並んでいます。
お店の中はパンとコーヒーの匂いで満たされていて、なぜだか深呼吸したくなるのは私だけでしょうか。(笑)
パイだけ、コーヒーだけ買いに行くつもりが、いつも目移りして結局予定していなかったものまで買ってしまいます。
The Bread Socialのパイはサックサク!具はゴッロゴロ!
パイはオーストラリア中、色々なところで売っています。私が今まで食べたパイの中で、生地の部分がしっかり膨らみサクサクのパイの良さを生かせているお店は少ないなと思います。
昔からあるパイは、生地の部分が一層一層膨らんでいる物はほとんど無いように思います。ただパイ生地を使っているだけといった感じで、ペチャっとしています。
更に、中に入っている具がまた微妙なものがほんとに多いです。味付け何か忘れた?みたいなものから、倍味付けした?みたいなものも正直ありました。
しかしThe Bread Socialで初めてパイを食べたとき、思わず笑顔になったのを覚えています。
何層にも重なったパイがしっかりと、そしてふっくらサックサクに焼きあがっています。かじり付いた途端、中から溢れてきそうな程たっぷりとゴロっと具が入っていてとってもおいしかったです。
パイのサクサク感はもちろんのこと、中の具もおいしいというのは本当に貴重です。
というのも、パイはサクサクにできても中の具が残念というパターンもあるからです。
実は日本でもオーストラリアのチェーン店のパイが食べられます。日本に居ながらオーストラリアのパイが楽しめるというのもいいですよね。しかし、味は普通かなと思うのが正直なところです。
ここThe Bread Socialでは毎日パイやパンは焼かれていて、味も見た目もチェーン店とは違うオリジナル感があります。ゴールドコーストに来た際は、ぜひ出来立ての本場の味をぜひ楽しんでみて下さい!
ケチャップじゃなくてトマトソースがおすすめ
The Bread Socialではトマトケチャップではなく、別売りのホームメイドのトマトソースを付けて食べるのがおすすめです。
他のお店でパイを買うとだいたい「ケチャップいる?」と聞かれるか、ケチャップが置いてあります。
ケチャップ味に頼って食べる、きっとこれがオーストラリアスタイルのパイの食べ方?!なのかなと思います。
しかしここでは絶対にケチャップではなく、トマトソースを付けて食べて欲しいです!
パイ生地って食べていると最後の方はちょっとくどくなってきたりしませんか?
しかしトマトソースと一緒にいただくと、バターなどのちょっと油っぽい感じが最後まで重くならずにさっぱりといただけます。
このフレッシュトマトとパイとの相性が抜群なんです!
黒板に書かれたメニューからパイを選ぼう
ショーケースの中の物にはすべて名前と値段が書かれた札が付いていて選びやすくなっています。
でも何故かパイだけ札が付いていないんです。どれがどれだかよく分からないので、いつもちょっと困ってしまいます。
なので私は、壁に貼ってある黒板に書かれたメニューを見てパイを選んでいます。
おすすめの方法は、パイの形はカップ型(いわゆるパイの形)か筒状の形(ソーセージロールと呼ばれるもの)かの二択なので、黒板に書かれている自分が食べたい具の方を優先させて選ぶといいと思います。
もちろん店員さに種類を聞けば親切に答えてくれますが、早口の英語でバーッと説明されると「・・・?」ってなってしまい、決められずちょっと焦ってしまいます。(笑)
なので、列に並ぶ前にだいたい目星をつけておけば焦らず注文ができていいと思います。
値段は一つ$6.50~$8くらいでしっかりボリュームもあるので、それとコーヒーを合わせれば朝食としては十分だと思います。
女性の方はランチでも十分だと思います。
また、パイの種類は定期的に変わるのでそれも楽しみの一つです!
遅めに行くと売り切れている物が結構あるので早めに行かれることをおすすめします!
お店はこじんまりと落ち着いた雰囲気
店内は木を基調とした温かみのある落ち着いた雰囲気で、こじんまりとしたお店です。
店内の席数は少ないのですが、お店の外にもいくつか席あるので、天気がいい日は外で食べるのが気持ちいいです。
外のテーブルにはパラソルが立てられているので、ちゃんと日陰でいただけるので安心です。
また、外の席は木のボックスを裏返したような無骨な感じの席なのですが、それがまたおしゃれに見えて青空の下にはとても映えます。
同じ系列のお店The Farmもおすすめ!
同じ系列のお店The Farmがバイロンベイにもあるので、もしそちらの方まで行く予定があったらぜひ訪れてみて下さい。
The Farmとあるように大きな敷地の中に農場と牧場と畑があります。さらにそこにカフェとレストランが併設されています。
種類は少し違いますが、ここのカフェでThe Bread Socialと同じパイやパンが食べられます。
以前行ったときに食べたチキンのパイは三角の形をしていて、一つ$10したのですがとてもボリュームがあり、パイもサクサク、具もゴロゴロ入っていてとってもおいしく満足しました。
食べるだけではなく動物を見たり芝生で寝転んだり、自然を感じながら敷地内を散策して遊べますよ!
ゴールドコーストのおいしいパイ屋さんまとめ
今回はゴールドコーストのおいしいパイ屋さんThe Bread Socialのパイをご紹介しました。
パイといってもオーソドックスなものから、今回ご紹介した現代風にアレンジされたものまで様々な味があるので、いろいろ食べ比べてみるのも楽しいですよね!
クーランガッタの町から歩いて行くことができるので、遊びに来た際にはちょっと足を延ばしてみてはいかがでしょうか。